一立タイムズ 元年7月号

6月はお忙しい中、面談セラピーにお越しくださりありがとうございました。塾だけではわかりにくい家庭での様子もわかりました。生徒の学習面と精神面のより一層の向上に生かしていきたいと思います。

 塾で米作りをして、その過程を塾生に見てもらおうと、先月イチゴパックに水を入れて米の種もみを30粒程入れてみました。毎日水を替えて一週間、「先生、白いものが出てきたよ」見ると種もみから白いヒゲのような根っこと芽が出てきました。私も初めて見る光景に驚きました。毎日食べているご飯、それを精米する前のもみから本当に根や芽が出たことに…。米作り農家の方には毎年の当たり前のことでしょうが、私には新鮮な驚きでした。

 本で読んだり農家の方の話を聞いたりして頭の中では理解していましたが、実際に試して見て体験してからの納得との違いを実感しました。「百聞は一見にしかず、されど百見は一験にしかず」と松下幸之助氏(パナソニック創業者)は言ったそうです。見たり聞いたりすることは大事だけれども、失敗を恐れずに、まずはチャレンジして体験してみることはもっと大事なことの意味だと思います。成功体験でも失敗体験でも体験から学ぶことは、身を持って実感できるので机上の納得以上に理解が深くなります。
この夏は勉強の面でも、今までにやったことのないくらいの長時間勉強や1日○○ページ以上などのチャレンジをしてみるとよいです。