一立タイムズ R3年11月号

受精卵が最初に細胞分裂を起こすことを卵割(らんかつ)と言います。地球を受精卵に見立てると、赤道のような部分で区切りができて、そこから細胞が分裂し始めます。

その卵割がどこにできて、どのようになるのかは、そのときの天体の位置(太陽や月をはじめ、地球近くの惑星)によっても微妙に変わるそうです。物体に働く引力が天体間でも起こり、地球にもそれらの力が作用しさらに受精卵にも影響を与えるからです。

 生物や物理・地学の講義を受けているようで眠くなりそうですが、この最初の卵割によって将来どういう病気になりやすいかが分かることで、治療の一部に取り入れている病院もあります。症状だけでは見つけられない、隠れた原因がわかることでより正確な処方ができます。また、生活習慣の改善モデルを示して健康体にしていきます。

 ではこの卵割は何で判断するのかというと誕生日からでした。この話を聞いたとき、私も生徒の性格や勉強方法に誕生日からの鑑定を一部取り入れて指導していますが、見事に鑑定通りになっています。鑑定は千年以上の長さで数億人分の大きな母集団の統計の結果になるので、言って見ればビッグデータと同じです。その判断は現在のAIと同じでかなり高確率の値と言えるでしょう。

目標が決まったら最後までやり抜く人。教科を変えることで集中を切らさず取り組める人。学習への取り組む姿勢には性格も関わってきます。実力をつけて成績を上げるには、性格も含めて総合的な結果になります。その中で家庭での過ごし方はとても重要で、親の態度やちょっとした一言でやる気にもなったり逆の場合もあります。 11月面談では「親(特に母親)の子どもへの関わり方」も鑑定と言うビックデータを通して伝えたいと思います。