一立タイムズ R4年11月

「世界一になる!」と目標を掲げて仲間3人で1973年に日本電産を設立し、「できる、できる」を口癖にして、現在世界一の総合モーターメーカーの創業者であり会長の永守重信氏。

 社員が取引先からの無理難題に「そんなもの、できません」と(しお)れていたことがよくあったそうです。
永守さんはその度に、
「これから一緒に『できる、できる』と百回言おうと皆に呼びかけました。不思議なもので、そうして千回まで唱えたら本当にできる気になってくる。
 その高揚した気分をエネルギーにして、難題に応えることができたんですよ。日本電産は、そうやって画期的な新製品を次々と生み出してきたわけです」

「できる、できる」を千回唱えるとは尋常ではないですね。でもそれだけ言っていると、本当にできる氣になると思います。塾でも「プラスの言葉をたくさん使うといいよ」と言っているので、実行して良い成果を報告してくれる生徒もいます。

「お前、性格変わったな」と友達から言われるくらいプラスの言葉を使うようになったR君は、9月テストで中学入学以来初めての高得点をとり学年順位もびっくりするくらい上がっていました。

 言葉だけで成績があがるの?と思いますが、「必ずできる!」とか「やってみる!」のようなプラスの言葉を口癖にしておくと、多少時間がかかるときもありますがだんだんその氣になってきます。自分の中に氣が沸いてくれば、目標に向かって実行できるようになります。