以前の塾生で京都大学現役合格のS君には、高1から毎日の英文「音読」を課しました。大学受験英語では毎日30分間の音読が最も英語力をつけていきます。また2年前筑波大学現役合格のK君にも英文「音読」を課し、2人とも共通テスト(またはセンター試験)で9割以上でした。英文「音読」は暗唱できるくらい同じ英文を何度も音読することがコツです。英語教科書音読、高校生30分・中学生15分、これを基準にしましょう!
音読は小学生でも重要で、学校からの宿題にもなっていると思いますが、教科書音読が“脳”力を養成します。子どもの音読を聴いて、棒読みのときは字ずらだけを追っていて内容は読み切れていないといえます。感情が入った読み方であれば、内容をとらえてさらに状態を頭にイメージできて読んでいるといえます。同じものでも何度も音読して全部暗唱できるようになれば最高です。
小2教科書の「スイミー」を毎日全部音読していたY君。3週間程度のとき「教科書を見ずにどこまで言える?」と私がY君に言うと、頭にイメージしながらどんどん言って、ついに最後までスラスラできました。私も含め回りのお友達はみんな驚きましたが、一番驚いたのは当のY君本人でした。
小学低学年や幼児は、絵本等の読み聞かせを習慣にされるといいです。「親子のふれあいタイム」にもなります。好きな本は何度でもリクエストしますので何度でも応えてあげるといいでしょう。そのうち絵本を見ずに読み聞かせと同じ間合いリズムで言えるようになります。