“もう1人の自分”がいたら?

「ついていますか?」

塾に来たとき、私が一人ひとりの生徒にかける言葉です。
昨日も、いつものように「ついてますか?」と声をかけました。

みんなが「ついてます!」と元気に答えてくれる中で、
ある生徒が少し考えながらこう言いました。

「ん~、ついているのかな…。いや、やっぱりついていないかも」

「どうしたの?何かあった?」

「学校で、僕ばっかり怒られるんです。
同じことを友達がやっても怒られないのに…。
今度の担任の先生とは合わないです!」

「なるほどね。
その怒られるのは、学級委員として何かできていないこと?
それとも、個人的なことで怒られるの?」

「個人的なことです。でも同じことを友達がやっても怒られないんです。
僕だけ怒られるのは、絶対えこひいきだと思います!」

「そっか…。じゃあ、ちょっとイメージしてみて。

もしK君の中に、“もう一人の自分”がいるとするよ。
そのもう一人の自分は、将来のことも周りのことも全部わかっている存在。

その自分が、担任の先生や家族に働きかけて
『今はK君を叱ってください』とお願いしているとしたらどうかな?

将来のために、今ここで気づいておいた方がいいことがあるから、
あえてそういう出来事を引き寄せているのかもしれないよね。

もしかしたら、それをきっかけに行動が変わって、
もっと良くなっていくのかもしれない」

そんな話をしました。

そして、

「さあ!今日は英検の過去問をやって、今回受験できるか判断しよう!」

過去問を終えて採点してみると――ほぼ合格ライン。

「よし、今回はチャレンジしてみよう!」

そうやって一歩前に進む姿を見ることができました。

おかげさまで、しあわせな一日でした。
感謝です!!