雲を消す話と、勉強の話

中学・高校生の授業の最初に行う「前口上」で、
今日は「雲を消せる」という話をしました。

以前の生徒たちは、その話を聞いた次の塾の日に、

「先生!雲、本当に消えました!」

と、何度も報告してくれたものです。

この話を最初にしたのは、もう20年以上前。
それ以来、3~4年に一度くらい、
思い出したように5~6回ほど話してきました。

雲を消すには、ちょっとしたコツがあります。

入道雲のような大きな雲は、正直難しい。
最初から「無理」と思っているので、できません。

でも、
「あれなら、できるかも?」
と思える、少し小さめの雲に狙いを定めてみる。

すると、100%ではありませんが、
かなりの確率で雲は消えていきます。

一度できると、
「次もできる気がする」
そう思って、もう一度やってみると、
また消えることが多いのです。

これは、勉強にもよく似ています。

嫌いな教科でも、
少しでも「ここなら分かりそう」という分野があれば、
「このくらいなら、できるかも」
と思って取り組んでみる。

意外と、できてしまうことがあります。

言葉では「できる!できる!」と言っていても、
心の中で
「いや、無理でしょ」
と思っていると、なかなかうまくいきません。

でも、
「できるかも」
と言うと、心の中でも
「まあ、そうかもしれない」
と、否定せずに受け止められます。

すると、不思議なことに、
本当にできてしまうことが多いのです。

その話が終わったあと、
こんな質問がありました。

「先生!今週から定期考査ですが、間に合いますか?」

「じゃあ、
“できるかも”って言って、やってみるといいよ」

できるかどうかは、正直まだ分かりません。
でも、少なくとも
“イヤイヤ勉強する”状態からは抜け出せています。

その変化だけでも、
きっと結果につながっていくと感じています。

おかげさまで、
しあわせな一日でした。
感謝です!!