今日は11月24日。勤労感謝の日の振り替え休日で学校はお休みでしたが、塾は通常通りの授業でした。
中学生の授業が始まる10分ほど前、教室の扉が開き、
「こんばんは!」
と、元氣よく挨拶をして入ってきた生徒がいました。
いつもは小さな声で遠慮がちに挨拶をするのですが、今日はまるで別人のようです。
授業前のいつもの約束。
私が「ツイてますか?」と聞くと、
「はい!ツイてます!」
と力強い声で答えてくれました。
さらに続く質問、
「どんなことがツイてるの?」にも、
「今日は宅習を8ページやってきました!」
と胸を張って答えました。
定期テストが終わってからの一週間、家庭学習が止まっていたことを知っていたので、この答えを聞いた瞬間、とても嬉しくなりました。
「おお!それは素晴らしい!じゃあテキストとノートを出して——」
とハンコを押そうとしたところ、
「先生、それが……」
「どうした?」
「机に置いたままで、持ってくるのを忘れてしまいました。でも、本当にやったんですよ!三者面談のときに、お母さんと先生と約束したので、『必ずやる!』と決めて……ちゃんとやりました。」
「やったとしても、持ってこなかった日は“やっていない”扱いになるのは知ってるよね。」
「はい……でも本当にやったんです。」
少し迷いましたが、彼の表情と声に嘘がなかったので、
「わかった。信じるよ。じゃあ今日の分と一緒に、次回まとめて持ってくるんだよ。」
そう伝えると、彼は力強く、
「はい!必ず持ってきます!」
と言い切りました。
土曜日の三者面談で、
「本当は家でもやらないといけないのはわかっている。でもなかなかできない。」
そんな本音を聞きました。
そこで、
・いつやるか(タイミング)
・どのくらいやるか(量)
を一緒に決めました。
すると本人の表情が変わり、
「入試まであと3ヶ月。志望校に合格するために、毎日◯◯ページやります。」
と自分で宣言してくれたのです。
勉強は一度に大きな成果が出るものではありません。
しかし、小さな積み重ねは、いつか必ず大きな力になります。
今日の姿を見て、改めてそのことを感じました。
これからの変化が楽しみです。
お蔭様で、今日も素敵な一日でした。
ありがとうございます。

